進学塾・学校

勉学の秋に「各科目の時間配分」について考える

神戸ミホ

前回の更新から1ヶ月以上が過ぎてしまいました。その間、公開組分けテスト、志望校判定テスト、塾保護者会、塾面談、学校説明会参加などがあり、中学受験もだんだんと現実味を帯びてきました。

今年5年の夏休みは、算数に全振りした話は既に書きましたが、その結果は成果として現れ、偏差値も+5以上アップしました。(その皺寄せで理科、社会が下がってしまいましたが・・・)

その結果、3科、4科のトータルでは、算数のプラス、理社のマイナスで微増ぐらいですが、5年生時の得点構成としては理想型に近づいてきました。

関東難関校では4科バランス型、関西では算数ファースト色が強いのですが、いずれにしても算数は早めに単元学習を一通り終わらせ、時間的余裕を確保することが望ましいと思います。算数で作り出した時間的な余裕があれば、各科目でさまざまな戦略が取れる余裕を生むからです。

しかし、通常、進学塾では5年で学ぶ最重要単元である「比・割合」をどの時点で理解して使いこなせるようになるかを見極めるのは難しいところです。低学年すぎると算数嫌いになりそうだし、塾で習う5年が初めてだと、躓くとそのあとずっと理解不足のまま進みそうだし・・・。

我が家では、5年夏休みに「比・割合」を重点的に学ぶことができました(予習シリーズでは、5年後半に本格的な学習開始)。そして、その結果、大量の新概念が登場する5年後期の不安材料を少しは解消できたのではないかと思っています。

5年夏の算数全振り作戦は、理科、社会は追い込みがきくと信じての戦略ですが、あまり6年後半に引っ張りすぎて時間不足で準備が間に合わないということにならないよう、今後の各科時間配分が大きな課題です。

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神戸ミホ
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中学受験ストラテジスト
四谷大塚系で学ぶ息子の難関中学入試突破をサポートする中学受験ストラテジスト。趣味は旅行、夢はパンダ生活。
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