進学塾・学校

塾選びには校舎選びも大切

神戸ミホ

大手では、関東では四谷大塚、SAPIX、日能研、早稲田アカデミー、関西では浜学園、希学園、日能研、馬渕教室などが有名な中学受験向け進学塾です。

大手塾では、どの塾を選ぶかも重要ですが、どの校舎を選ぶかも大切です。同じ塾であればどこでも同じと思いがちですが(我が家もそう思っていました)、利便性や校舎規模の点について下記も検討しなくてはいけない要素です。

  • 自宅からの距離→家から近い方が何かと楽です。しかし、同じ小学校からの子供が多いケースもあり、子供や親同士のお付き合いで何かと面倒なことも多いかも。
  • 通塾経路の治安→夜道を歩くことになるので、通塾経路の治安の良さ、交通機関の乗り換えのしやすさ、ターミナル駅での混雑なども考慮するポイントです。
  • 保護者のお迎え待ちエリアの利便性→車での待機、ファストフード・コーヒーショップでパソコンを開きながら待つなど。
  • 開設クラス数→大規模校では同じ成績帯でもクラス設置数が多いことが多く、習い事などとの調整がしやすい。
  • 規模(大規模/中規模/小規模)→特に高学年になると大規模校では成績別クラスの階層が増え、より同じ成績帯の子供と一緒になります。つまり、大規模校ほど成績によって輪切りになりクラス分けテストの結果により、クラスの上がり下がりが顕著になります。子供の性格が、クラスアップ・ダウンが勉強へのモチベーションになるか否かで、好みが別れると思います。また、成績帯によって取扱う内容が異なるケースが多いことから(上のクラスではより難しい問題を、下のクラスではより基本を厚く)、より細かいクラス分けが良いか(より成績に応じた授業が受けれる可能性)も考えておくべき点です。

それから、大手塾であっても校舎長によるカラーを感じる時もありますので、可能であれば入塾前の面談でお話ししておくと安心です(大手塾だけあって異動してしまう時もありますが)。

大手塾ブランドを決めて校舎を決めるか、また自宅からの距離などから校舎を決めてからブランドを決めるかは悩ましいところです。でも、我が家の実感から言うと、塾ブランドから決めた方が後々、転塾可能性は下がるように思います。(ただ、転塾前提で低学年のうちは利便性(自宅からの距離など)をとる戦略もあり得ると思います)

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中学受験ストラテジスト
四谷大塚系で学ぶ息子の難関中学入試突破をサポートする中学受験ストラテジスト。趣味は旅行、夢はパンダ生活。
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